ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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熱戦が続いた世界GB選手権大会

熱戦が続いた世界GB選手権大会

 ゲートボール(GB)は十勝の芽室町が発祥の地。日本全国はもちろん、世界中に広がり、現在も根強い人気を保ち続けている。9月22、23の2日間にわたり、第12回世界ゲートボール選手権大会がブラジル・サンパウロ市のGB専用スタジアムで開催された。


 初日午前の開会式では、世界GB連合の椎川 忍(しいかわ・しのぶ)会長が「ゲートボールは世界の5大陸、55の国と地域に普及し、国際的なスポーツに発展した。競技を通じて親睦を深めてもらいたい」とあいさつ。続いて、主管のブラジルGB連合・本多八郎会長は「この大会を、技術交流だけにとどまらず、友好親善を深める場にしていただきたい」と述べた。


 熱戦は好天の中で2日間にわたり繰り広げられ、ブラジル(30チーム)をはじめ、アルゼンチン(6チーム)、中国、ペルー、パラグアイ(以上各5チーム)、日本(3チーム)など計60チーム、11か国・地域が参加した。ブラジル大会は日本移民100周年を記念して開かれた第3回大会(1988年)以来2度目。


 優勝は、強豪の中国を決勝戦で破ったブラジルのニッポンカントリーチーム。ブラジルは30チームが参加し断然、有利と言われていたが、中国チームが時差の疲れも見せず2位、3位(2チーム)に入り、健闘した。
 世界GB連合に加盟する国は地域も合わせると16。第1回大会は札幌市(1986年)、第2回は横浜市(1987年)で行われている。


 ブラジルチームは他国に比べ若者が多く、国内大会で実力をつけていた。参加チーム数は全体の半分近くを占め、地元開催の強みを発揮した。
 「ブラジルは遠いが、また来たい」と中国チームの選手。優勝のニッポンカントリークラブ主将・山岸ユウゴさんは、「おじいちゃんに教わった。優勝できてうれしい」と、顔をほころばせた。


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