世界で一番植えられているブドウ品種「シャルドネ」
2009.04.19 up
Chardonnayの村。葡萄畑が丘の上まで続きます。
旅行中、民宿の食卓で「アペリティフApéritif(食前酒)をどうぞ」と、この地方の白ワインを勧められました。旦那さんが「すぐ近くにシャルドネ(Chardonnay)という村があり、その村で植えられていたブドウの品種に村の名前を付けた」と話してくれました。(Chardonnayは世界で一番植えられているぶどうの品種と言われています)。
TALMARD(タルマー)さんご夫婦です。奥さんがワインの試飲と販売をしてくれる。とても感じの良いご夫婦でした。
旅行の楽しみは、人に出会えば出会うほどフランスの歴史を知ることが出来、地方によって特産品を食べることが出来るところです。さすが食の国フランスです。
Chardonnayに行くとブドウ畑が一面に広がっていました。ブドウの木は均等に低く刈られていて、4月の上旬なので葉はまだ出ていませんでした。
隣のウシジィ(Uchizy)という村で、ブドウ園、ワイン醸造所を家族代々経営していて日本に来たことがあるというTALMARD(タルマー)さんご夫婦に出会いました。ワインを輸入業者に試飲してもらうために日本に行ったのだそう。日本人にとても好評で、少しながら注文も取れたとうれしそうに話してくれました。
ボトルはマコン(Maçon)の白ワインですが、中はシャルドネ(Chardonnay)です。2007年物が完売していたためストックから1本出してもらいました。2008年物は4月半ばに瓶詰めするそうです。
Chardonnayの美味しさを知るとなかなか忘れられません。この地方の気候にこのブドウの品種の栽培が適していることから、独特のフルーティーな味わいを楽しむことが出来ます。収穫前の朝晩の冷え込みがブドウの甘さを増す秘訣だと話してくれました。オーストラリアやカリフォルニアでも植えられていますが、やはりフランスのマコン(Maçon)地方で栽培されているChardonnayの白ワインは、本物の味がします。
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