優雅な夜を10ユーロで
2011.12.24 up
先日、友人と初めてGrandTheatre(大劇場)に行ってきました。
20時の開演が近づくと、多くの人が着飾って大劇場前のコメディ広場に集まり、クリスマスモード全開のボルドーに更に彩りを添えていました。
私も少しおめかしして、貴婦人の仲間入りができたような気分になれて嬉しかったです。
ボルドーの大劇場が有名なのはパリのオペラガルニエのモデルにされたからなんですね。
私はまだパリに行った事が無いので、いつかオペラ・ガルニエを見て、2つを比べてみたいなと思っています。
大劇場の中の装飾も綺麗で、バレエが始まる前にその美しさにお腹がいっぱいになってしまった程でした。
それにしても、学生団体割引とはいえ、こんなオシャレで優雅な夜が10ユーロで楽しめるのは本当に驚きです。
前にも書きましたが、こちらでは芸術は本当に身近な存在なのですね。
見事なシャンデリア
舞台下でオーケストラの方々が生演奏をされていて、バレエも単に踊るだけではなく、ストーリー性があり、コミカルな要素もシリアスな要素も入り混じっていて、本当に盛り沢山な内容でした。
センターで誰かが踊っていても、舞台端にいるバレリーナ達もそれぞれ自分の演技をしていました。
毎度思う事ですが、舞台上のダンサーはもちろん、オーケストラの方や、合唱団の方、もっと言えば表舞台に出ていないスタッフの方など本当に数え切れない程の人達の並々ならぬ努力が1つの舞台を作り上げていると思っただけで感動し、鳥肌が立つ思いです。
「最高のパフォーマンスが見たかったら、パフォーマーの士気が高められるよう、最高の拍手をしろ」と高校の時の先生に言われた事があります。
その意味ではお客さんも一緒になって舞台を作りあげているのかもしれませんね。
客席は5階席までありました
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