憂鬱はチーズフォンデュで晴らせ!
2011.12.16 up
食べ物続きで申し訳ありませんが、今回はフランスのチーズフォンデュについてご紹介します。
最近は暖かいボルドーも冬に近づくにつれ、段々と寒くなり、日が短くなり、留学生活3ヶ月を迎え、何となく心細いような気持ちになっていました。
Facebook上に「何だか最近気分が塞ぐわ」と書くと、友人の一人が、「寒くなってきたからよ!ラクレットフォンデュって知ってる?フランスの人は冬にこれを食べて元気になるの!これを食べれは万事解決よ!Hahaha!」と陽気なメッセージをくれ、後日友人宅に招かれ、ラクレットチーズフォンデュをいただいてきました。
日本で言うところのチーズフォンデュは鍋か何かにチーズを溶かして、パンや野菜をつけて食べるのが一般的だと思います。
フランスにもそのタイプのチーズフォンデュはあるのですが、ラクレットチーズフォンデュはちょっとやり方が異なるようです。
ラクレットチーズフォンデュ
これがラクレットチーズフォンデュです。上層では鉄板の要領で肉やハムを焼き、中層では四角い形をしたラクレットチーズを温めます。
この後、ふかしておいたじゃがいもの上に焼いたハムを乗せ、その上にとろとろに溶けたラクレットチーズをかけて食べるといった手順です。
盛りつけがよくなくて申し訳ないのですが、下の写真は食べる直前のものです。
食べる直前のもの
私はすっかりこのチーズの魅力の虜になってしまい、この機械を買って日本でも同じようにしようと思ったのですが、日本ではチーズが高くて同じようにはできないだろうなと思い、少し寂しい気持ちになりました。
チーズフォンデュ自体もとても美味しかったのですが、それ以上にやはりこうして大人数で、楽しくテーブルを囲む事が最近無かったなと気づきました。
私は兄弟が多く、実家ではいつも家族みんなでテーブルを囲んでワイワイご飯を食べる事に慣れていたので、一人暮らし、まして周囲に満足に言葉が通じる人が全くいない環境で、部屋の隅っこで一人でご飯を食べるのはあまりよくないなと反省しました。
日本の鍋の感覚はフランスのチーズフォンデュなのかもしれませんね。
人とのふれあいのあたたかさ、大切さをチーズフォンデュに思い出させてもらったような気がしました。
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