初めての日本食のお味はいかが?
2011.12.14 up
以前にもお伝えしましたボルドーのラーメン屋さんFufuに、今度はお友達と一緒に行ってきました!
お友達の国籍はというと、フランス、ドイツ、ポーランド、スロベキア、そして日本の私という見事な多国籍です。
こちらに来て3ヶ月が経ち、少しずつではありますが、だいぶ話せるようになってきたなと思っていたのですが、メニュー表を見ながら、これはどんな感じのものだよという説明をする程のボキャブラリーは私にはまだなかったようで、メニューを説明するだけでも10分以上かかってしまいました。
友達はラーメンか餃子を頼みましたが、みんな箸を使うのがとても上手で驚きました。
「どうしてそんなにうまく使えるの?」と聞いたところ、「いや、何となく」とサラリと返されてしまいました。日本人の箸を外国の人が使うのは、私たちがインドの人たちのようにカレーを指でうまく食べる事ができないような感覚だと思っていたのですが、そうでもないようです。
友人たちはメンマを見て肉だと勘違いして食べ、面食らったような顔をしたり、ラーメンに入っている海苔を「パセリのようなただの飾りだと思った」と言ったりしていて、面白かったです。
しかし、ラーメン以上に私の頼んだ「Donburi-tonkatsu」に目を輝かせていました。ラーメンを食べる箸を止めて、あまりにキラキラとした視線をとんかつに向けるので、写真を撮る前に何切れかあげてしまいました。
下がその写真です。
味噌味の「Donburi-tonkatsu」10ユーロ
5~8年フランス語を勉強してきた彼らとフランス語歴1年半の私とでは当然のことながら、実力に開きがあり、私は口数が少ない方ではあるのですが、今回一番嬉しかったのは、私の説明に初めて心底納得してもらえたことでした。
それは「Fufuってどういう意味なの?」って聞かれた時のことです。
これは私の解釈なので、お店の方の意図するところとは違ったかもしれませんが「意味はないと思うけど、熱いものを冷ます時にフーフーってするから、Fufuなんじゃない?」と答えると、初めて「あぁなるほどね」と何度も頷いてくれた事がささやかながら、本当に嬉しかったです。
帰り際、「本当に美味しかった。日本最高だね!」と言ってもらえて、日本人である私をも褒めてもらえた気がして何だか幸せな夜になりました。
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