オランダ

オランダ:ハーレム

倉田 直子(くらた なおこ)

職業…ライター
居住都市…ハーレム(オランダ)

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パリで反原発デモ

2011.06.15 up

みなさま、ご無沙汰しております。
今年2月までリビアに住んでいたリポーターの倉田です。
実は、流れ流れて今はフランスのパリに2歳の娘と滞在しています。

2月のリビア脱出

東京の実家で311を経験

原発ストレスにギブアップ

4月11日、震災前から南アフリカに出張中だった夫のもとに避難

4月末、一時帰国

5月11日、夫の2か月の出張に付いてコンゴ共和国へ…
行くはずが、会社に治安面・健康面(娘のマラリアの危険)から、暗に拒否される。
その代わり、パリオフィス近くのアパートでの滞在を提案される…

という流れで、7月中旬までパリで母子二人生活をしております。

フランスには既にリポーターさんがいらっしゃるので私が書くまでもないなと思っていたのですが、
先日『611反原発デモ in パリ』に参加したので、そのことを書きたいと思います。

6月11日にパリでデモがあるということは前々から知っていたので、いろいろ検索し、SNSで事前に主宰者(主にフランスの反原発団体)の中の日本人の方や参加表明されている日本人女性たちとコンタクトを取っていました。
なので、子連れでもスムーズに参加できました。
私が会った日本人女性たちはみんなお子さんが居て、2人の子連れのママもいたので、とても心強かったです。

他にも子供連れの方が沢山いましたよ。


日本人のみならず、現地フランスの方もたくさん参加されていました。
これは、集合場所兼スタート地点のリュパブリーク広場の様子。
老若男女、たくさんの人が参加していました。
イマドキの女子や、普通の青年もカジュアルに参加しています。

ご存知のようにフランスも原発大国ですが、今年は干ばつで河川が干上がってしまい、
川沿いに建っている原発の冷却水が圧倒的に足りないそうです。
フランス人にとっても他人事じゃないんですね。

デモの参加人数は後日「数千人」と発表されました。


1時間半くらい、集団がパリの街を歩きます。
取材陣もたくさんいました。
写真いっぱいとられましたよ~。
どこかの新聞とかで掲載されたかもしれませんが、残念ながら調べていないので分かりません(笑)

面白かったのが、練り歩くときの掛け声。
日本人はつい「げんぱつ、はんたーい」って言いますが、フランス人は「ゲンパツ・ウセロ~(失せろ)」って言っていました。

Hが発音できないフランス人は「HANTAI(反対)」じゃなくて「ANTAI(安泰)」になっちゃうからかな~と思いました。

もちろん、フランス語でも何やら叫んでいましたけど。

娘も、同じ年頃の子どもが居て、日本人の方に囲まれていたのでリラックスできたようです。
無事に1時間半歩ききり、ゴールのオテル・ド・ヴィルまで行くことができました!


私は、抱っこなしでゴールできて感激!
回りのみなさんのおかげです。感謝感謝。
娘は、みなさんから「偉いね~」と沢山褒められていました。

とてもアットホームで平和的なデモ行進でした。
デモの本場のフランスで参加できて嬉しいです。
一人ひとりの力は小さくても、こうやって意思表示することは続けて行きたいです。



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