ツァンパ完全克服へ一歩
2011.09.06 up
もっともよく食べるのがこの練ったツァンパ
チベット族の主食といえば、青稞麦(裸麦)を粉にしたツァンパ。ヤクのミルク、バター、砂糖を加えて練って食べたり、バターと砂糖を加えてお茶で溶いたりして食べます。(実際は四川省のチベット族はお米を、甘粛省のチベット族は小麦をよく食べます)
味は何というか、何回も食べてはいるんですけど、私にとってはどうしてもただの「粉」味…。どうしても…やっぱり美味しくは…ない。喉通りも良くないので無理に飲み込むこともちょっと難しい。練ったものにしてもお茶で溶いたものにしても、一口食べてみせてそれっきり手をつけないことがほとんどでした。
まさか克服する日は来ないと思っていたツァンパ。
この度、一歩克服できました!
今回遊牧民の家で食べさせてもらったDIWAと呼ばれるお茶に溶いたツァンパ。これがまぁなんともとっても美味しかったんです。たっぷりのバター、チーズのようなCHERAという白い小さな粒々、砂糖、お茶を入れてかき混ぜながら食べ(飲み)ます。バターが濃くてまったり甘くてほんのり香ばしくて、今で食べてきたのはやっぱりただの粉だったんだと思います。材料が新鮮なだけでここまで味が違うんですね。2杯食べました。本当に美味しかったです。
ツァンパの中で1番代表的なのは、バターとミルクと好みで砂糖をいれて粘土のようにこねて練ってたものです(上の写真参照)。妹に言わせると「焼く前のクッキーのタネみたい」な味。お碗の中でものすごいスピードで練ります。このツァンパはまだ心から美味しいとは思えないのですが、今回は2塊食べ切れました。チベット族の友達は本当に美味しいと思って食べているんだろうかと思って聞いてみると「うますぎる」と。
ツァンパ完全克服に向けて真剣にがんばりたいところです。
材料を加えて手早く練って上の写真のようになったら食べる
お茶で溶くツァンパ。まずはバターをお碗に入れて・・・
お茶を注ぐとこんな感じ。美味!美味!
各家庭に常備。小さな2段の引き出しでツァンパ・バター・CHERAを入れておく。
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1 - Comments
Setsuより:
2011 年 09 月 07 日 00:46:07
所変われば食べ物も食べ方も変わる。。。
お気持ち、よ〜くわかります。
地元の人が「うまうま」食べている姿をみて、「自分もいつかああなれないのだろうか」と。
私もメキシコ生活2年目から、厚めの手焼きトルティーヤが「うまっうまっ」と思い始めました。
今度、それ書こうっと。
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