マチュグルメ 茹で羊肉、面片、モモ…
2011.09.10 up
羊の肉。柔らかくて美味しい。結構どんどんいけた
マチュで食べた美味しい物を紹介します。まず特産「茹でた羊肉」。「ヤクにするか?羊にするか?」というので迷わず羊を注文(茹でただけのヤクの肉は苦手)。この塊をチベット族は自分でナイフで切って手づかみで食べます。「切ってくれ」と友達に頼むと「人のために切ってやったのは生まれて初めてだ」と笑っていました。柔らかくてとても美味しい。
チベタン地域で1番落ち着く味、面片。大体ハズレなし
甘粛省(ちなみに青海省も)といえば、面片。「美味しい店に連れて」というと、宿の父さんがお気に入りの店に案内してくれました。場所は広場の側にある茶館。チベット族のおじさんたちがトランプやカードゲーム、マージャンなどを楽しむ娯楽の場所です。ここの面片が素材そのものの味で美味しいらしい。ヤクでとったスープにヤクの肉が入っているのに臭みも脂っこさもなく、確かにすごく美味しい。これもまた唐辛子と酢を入れて食べます。
この実を入れない方が絶対美味しい
同じ店でもう一つのおすすめ自家製ヨーグルト。もちろんヤクの乳から作ります。ヨーグルトはチベタン地域の特産でもあり、旅行をするとほぼ毎日食べます。酸味が強いので砂糖を加えて混ぜる。濃厚で美味しいんですよね、これが。チベット族はヨウシュツルキンバイ(中国語:人参果)とよばれるバラ科の実を混ぜて食べるのが好きなようですが、スカスカした味のないアズキのような味で入れない方が美味しいです。タンゴルで友達の家で食べた半分凍ったヨーグルトも美味しかった。やっぱり自家製が1番。
具がびっちりつまっていて硬くて重い
チベット族といえば「モモ」。餃子のようなものです。中にヤクの肉がびっちりつまっていて、かなり咬み応えがあります。みんな大好きでお皿に山盛り注文しています。私としてはイマイチです(肉まんやショウロンポウなど肉を包んだ系があまり好きではないのです)。
これもまたヤクの肉。ものすごいスピードで丸めてつぶしては揚げていく
競馬祭りの1~2日前に作っていたのがこの「バレ」。材料としてはヤクの肉と小麦粉でモモとほぼ同じだと思います。友達の店では「競馬祭りで売るんだ」と2日前から、宿の家族は前日に徹夜で大量のバレを作っていました。皮が香ばしくて出来立ては特に美味しい。この2日でいくつバレを食べたか。マチュの人たちは競馬祭りが終わるまで食べ続けるんだと思います。
以上、マチュグルメ紹介でした。
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