雲南の南端、シーサンパンナ
2012.08.04 up
伝統的なタイ族の家。1階は作業場だったり、家畜がいたりする
シーサンパンナに行ってきました。
雲南省昆明から寝台バスで約10時間、雲南の南端シーサンパンナに着きます。気候、お寺、野生ゾウパーク、4月中旬の溌水節(水かけ祭り)、南国の植物に果物・・・ここはタイか?シーサンパンナはタイ族の自治州なのです。他にも色々な少数民族がいて、少数民族だけで13民族、州人口の75%を占めるといいます。
ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムと距離的に非常に近いたことも、東南アジアの雰囲気が色濃い理由です。古代の地名はタイ語で「理想的で神秘的な楽園」という意味。なんとなく分かる気がします。
というのも、生活ペースがものすごくゆったりのんびり(若干ダラダラ)していたからです。
生活ペースがゆっくりしてしまうのは、食べ物が美味しくて安いからかもしれません。食っちゃ寝、食っちゃ寝し易くなります(実際、私もそんな風に過ごしました…)。
雲南は米粉とよばれる米の麺が有名で、ここでも美味しい米粉の店がそこら中にありました。好きな調味料を好きに合わせて食べます。暖かな気候なため、椅子とテーブルが道に並べてあるのも食欲を倍増させます。夜になれば、炭火焼の店が賑わい始め、これもまた外で食べるのだから、良い。レモンやレモングラス、他にも香りのある野菜やハーブを多用するのがまた新鮮。名物のパイナップルご飯も食べてみたけれど、これはもち米にパイナップルをそのまま合わせただけな感じでした。
次の日は、バスで知り合ったおばさんにタイ族料理をご馳走になりました。中国の南方の少数民族はもち米が主食になっていることが多く、ここもしかり。味付けに多く使われているのはやはりレモングラスや香草で、しかもかなり辛い。四川料理や湖南料理のように味も辛さも力強い料理とは違い、味は濃くないのに辛さは強いというスッキリ激辛系です。もち米がどんどん進みます。
屋台も多く、特に醤油、酢、唐辛子などと和えたパイナップルが美味でした。ビニール袋に入ったものを歩きながら爪楊枝で食べます。シンプルでも忘れられない味で、上海に帰ってきてからも果物はいつも小さく切って、醤油、酢、唐辛子を加えて食べます。どんな果物にも合うのでぜひ試してみてください。
一応、少数民族が住む周辺の村なども歩いて来ました。ただ、終わってみると、食べて寝ていたなという印象しかありません…。ゆっくりリラックスできて気分転換には最高な場所だったということでしょう。ここからラオスにも抜けられるので、旅の際には休憩地点に選んでみると良いかなと思います。
しょっぱ辛いパイナップルを買った屋台
マンゴー。春先だったのにもうこんなに大きい
米粉。朝早くから店が開いていて、ふらっと寄れて便利
洗面器に植えてるところが中国っぽくて可愛い
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1 - Comments
marinaより:
2012 年 10 月 08 日 01:01:54
まさき〜☆お久しぶり〜!あれからず〜っと中国で頑張ってるんだね!東京に来る機会あったら連絡してね〜!!早く会いたいよ〜^^
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