新しいパリの楽しみ方!パリのメトロ!
2012.03.04 up
今日はパリのメトロについて紹介します!
パリのメトロは東京と同じくらい路線が多いのですが、一つひとつが何号線といった具合に数字で示されているので、比較的わかりやすかったです。
私が興味を持ったのはメトロのホームの装飾の多様性です。
本当に驚く程、各駅それぞれ個性があって、メトロの1日乗り放題券を買って、全ての駅の写真を撮って回るのも面白いんじゃないかなと思った程でした。
ただ、いくつもの路線が乗り入れしている大きな駅では路線ごとに装飾が違ったりもするので、全てを1日で見て回るのは現実的には難しいかもしれませんね。
モダンアートのようなホーム
わたしのお気に入りの駅
東京は駅ごとにカラーが全く違う都市という印象がありましたが、パリはその違いがメトロの駅に顕著に現れているのかもしれません。
ただ、皆さんご存知の通り、メトロにはスリが多いので気を付けなければなりません。
私も知人に気をつけるように言われて、かなり覚悟して行ったのですが、凱旋門やルーブル美術館などの観光地を通る1号線のフランクリン・ルーズベルト駅に発車ぎりぎりに飛び乗った時に、「今、何時か?」と何度も聞かれ、注意がカバンから反れてしまい、気づけばカバンのファスナーが全開になっていました。
その時は母と一緒だったのですが、母が異変に気づき、「気を付けて!」と叫んでくれて間一髪で被害は受けなくて済みました。
私より若い3人組の少女達のグループでした。
パリに限らず、こちらに住む路上生活者の方々は世襲制だと聞きます。
彼らにはそもそも「働く」という概念が無く、代々人からお金をもらう事を生業としているようです。
スリの集団である彼女達もそうなのかはわかりませんが、小さい頃からそういう教育を受け、そういう文化下で育ってきたのだとしたら、一概に悪だと言う事もできないと思います。(もちろん盗みが犯罪である事には変わりないのですが)
よく、NGOや社会起業家の方がフィールドにするのは発展途上国である事が多いですが、先進国の貧困層には注目が集まりにくいのは事実だと思います。
人からお金をもらうのが当然という文化自体を否定する訳ではないのですが、盗みとなると犯罪ですし、「働く」という選択肢を知り、それによって社会参画できるのであれば、彼らにとっても社会にとっても望ましいことです。
途上国の子供にエイズの存在や、お金になる技術を教えるように、先進国の貧困層にも専門の教育が必要だと思いました。
少し固い話になってしまいましたが、カバンをしっかり前に持ってさえいれば、昼間のメトロは怖くありません。
個性あるメトロの駅にパリを感じてみてください。
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