フランス

フランス:ボルドー

佐々木ののか(ささきののか)

職業…大学生
居住都市…ボルドー(フランス)

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こんにちは。
実は私は、3月上旬から日本語教室でインターンをさせていただいています。
授業は1コマ1時間半で、私は水曜と木曜に1コマずつ担当させていただいています。

生徒さんは私くらいの年齢の方から、私の祖父の世代の方まで非常に多様ですが、皆さん本当に日本語がお上手で、日本の文化に憧れて通い始めたという方が殆どです。


先ほどインターンと言いましたが、私が授業を受け持つのではなく、特に募集がかかっていたわけでもないため、私が必要不可欠という事は無く、どのように貢献できるかという事を模索中です。

それでも、インターンを始めて1ヶ月程経ち、少しずつ私の出来る事が見えてきました。

まず私が考えたのは授業外での会話です。
毎週木曜日の授業が始まる1時間前にカフェで待ち合わせておしゃべりをします。
基本的にゆっくりと日本語で会話をすれば、コミュニケーションはとれるのですが、わからない言葉があった時だけ、私がフランス語で意味を説明すると言った具合にやっています。


2つ目に、生徒さんと交換日記をする事にしました。
授業を見ていて気づいたのは、生徒さんは皆さん、会話はお上手なのですが、書き言葉にすると時々小さなミスが多く見受けられます。人数の多いクラスでは8人もいるため、一人一人のノートを覗き込んでいては時間が足りず、生徒さんにしてみても、書き言葉の間違いに気づけないまま、次の単元に進んでしまうため、なかなかWriting(ライティング)が上達しないように思いました。

そこで、毎週授業開始時に交換日記を回収し、なるべく授業中に添削し、私からのお返事も書いて手渡しする事で、語学力の上達とコミュニケーションを諮る事を同時に出来るため、一石二鳥だと考えたわけです。

私も自分用のノートを一冊購入し、生徒さんの一人に渡して、フランス語の翻訳をしてもらっているため、私のフランス語の上達も見込めるため、一石三鳥と言ったところでしょうか。


そして第三に、ZINE(ジン)を作る事にしました。
ZINE(ジン)と言うのMAGAZINE(マガジン)から由来していて、日本で今流行している「誰にでも気軽に作れる雑誌」と言ったような定義のものです。

私は元々冊子を作る事が大好きで、このインターンを始める前から、何らかの形で冊子を作りたいと思っていたのですが、何をテーマにしたらよいのかもわからないままでした。

そこで思いついたのが、授業でのこぼれ話の補足説明です。授業ではこぼれ話までじっくりと説明している時間が無いので、「名前は知っているけれど、どういったものかはわからない」と言うものが増えていってしまっていました。そこで、私はこれをテーマに冊子を作ったらいいのではないかと考えたのです。


例えば前回の授業では「節句」がこぼれ話として取り上げられ、七夕や、ひな祭りから派生して桃、桃太郎などの話が挙げられました。

そこで書いたものの1頁が下の写真です。


わたしの書いた「桃太郎」のマンガ

わたしの書いた「桃太郎」のマンガ

私は画力が無いため、このように公開させていただくのも恥ずかしいくらいなのですが、必死さが伝わり、だいたいのあらすじをつかんでもらえたらいいなと思っています。

私のフランス語はまだまだ拙い為、何かと苦労する事も多いですが、よい先生と生徒さんに恵まれているので、残り3ヶ月と短い期間ですが、楽しくインターンを続けさせていただこうと思っています。毎週水曜日と木曜日が楽しみです。


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