生の魚にフランス人もタジタジ―寿司教室
2012.04.06 up
先日行われた寿司教室の事についてご紹介します。
わたしのインターン先は日本語教室だけでは無く、定期的に料理教室やお習字教室もやっていて、この間の料理教室はお寿司を作りました。
まず最初は教室で寿司に関する歴史や、基礎知識を学びます。
そこで、先生が生魚に寄生するアニサキス菌の危険性について説明をされ、ある魚には99%いると言ったものですから、生徒さんの一人が「今日の魚は大丈夫なのか」と何度も繰り返し聞いていたのが印象的でした。
フランスは生魚の文化は無い国ですから、心配になったのでしょう。もちろん今回は先生が念入りに見て回ったので、結局誰一人としてお腹を壊す人はいませんでした。
次に米研ぎです。
最初は15秒、次に30秒を2回、最後は45秒を1回と言われた時間どおりにきっちりと研いで、中にはメモをする人までいましたが、無洗米まで登場した日本ではここまできっちりとお米を研いでいる人も今ではあまり見かけないかもしれませんね。
生魚も自分たちで捌きました。
皆さんお上手で、恐らく日本人であるにも関わらず、私が一番下手だったんじゃないかと思う程でした。
骨を取ろうと躍起になりすぎて、余計に削いでしまい、心無しか他の人より身が小さくなったように思いました。
本来「もったいない」の心を持つはずの日本人なのに、これでは失格ですね。精進します。
握りとお刺身は先生が用意してくださって、私たちはひたすら食べていました。
こちらに来てからちゃんとした寿司を食べるのは初めてだった事もあってか、少し涙が出てしまう程美味しかったです。
花の様に綺麗なお刺身
そして私が変わっているなと思ったのは、この巻き(Maki)です。
外側のピンクの皮はもやしの豆から出来ていて、主にアメリカで売られているんだそうです。日本にもあるそうなのですが、私はこの時初めてお目にかかりました。
もやし豆で出来ているピンクの皮
寿司の勉強もでき、実践的なスキルも身について、頭もお腹も寿司でいっぱいの幸せな一日でした。
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