主役は日本!ボルドーの国際見本市
2012.05.18 up
見本市内の展示物
5月13日、インターン先の先生と一緒にボルドーの国際見本市に行ってきました。
ボルドーラックで行われたこの国際見本市はフランスでも第2の規模で、インテリアや車が破格で売られるほか、毎年一箇国が招待国として選ばれ、メインホールはその国をイメージした展示物で飾り付けられます。
そして、今年は日本が招待国という事で、日本に関連したお店も立ち並びました。
また、ボルドー市と福岡市が姉妹都市提携30周年記念という事で、福岡市のブースもできていて、賑わっていました。
我らがインターン先の先生も寿司のデモンストレーションを頼まれたそうで、相変わらず華麗な包丁さばきを披露していて、回りにはすごい人だかりができていました。
寿司デモンストレーションの様子
ただ個人的に残念だったのは、展示物が日本を忠実に表現していなかった事です。
お店も殆どが日本以外の国の方々によって行われているようで、ドライフルーツやマッサージが日本の典型的なものとして大々的に売り出されていた事、それに何一つ疑うことなく、人が集まっていたことには衝撃を受けました。
そういったものを真っ向から否定するつもりはないのですが、「日本」として売り出すと、大抵のお客さんには見分けがつかないので、それが日本の文化として定着してしまうのが悲しいなと思いました。
ただ、「フクシマの悲劇」の後、下火になったと言われる日本ブームでしたが、こんなにも日本に関心の高い人達が多くいるという事は嬉しかったです。
本来の日本よりも「つくられた日本」の方が外国の方にとっては受け入れやすいという事もありますし、適切に文化を伝えた上で、興味を持ってもらうというのは難しいですね。
文化保存も私の興味のある領域のひとつなので、今後も考えていかなければいけない課題になりそうです。
アキテーヌ牛のコンテスト
最後は可愛らしく名牛として名高いアキテーヌ牛の写真を貼っておきます。
今回はオークションではなく、コンテストだそうで、牛さんも心なしかすまし顔でした。
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タグ:国際見本市
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