オランダ

オランダ:ハーレム

倉田 直子(くらた なおこ)

職業…ライター
居住都市…ハーレム(オランダ)

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4月21日(日)に開催されたロンドンマラソン。
実は我が夫もエントリーをしていたので、私と娘も応援と観戦のために前日からロンドン入りしていました。

アメリカのボストンで15日(現地時間)に発生した爆破事件を受け、一時は開催そのものも危ぶまれたロンドンマラソンですが、運営サイドが急きょ警備を1.5倍に強化し、無事に開催することになったそうです。

(ロンドンマラソンのスタート前に、選手全員でボストンの犠牲者に対する黙祷の時間も設けられました)


上の写真は、コース中盤にあるタワーブリッジ(Tower Bridge)でランナーを待つ群衆と警察官の様子です。
1.5倍と言うだけあって、本当にあちらこちらに警察官が立っていました。


あまり下調べをしていかなかったのですが、ロンドンマラソンは車いす(と呼ぶにはシャープすぎる形ですが)のランナー達も同じコースを同時に走るプログラムになっていました。

そして何故か、スタートは女子、車いす、男子という順番になっているのです。
スピードや状況を考えると車いす、女子の順番がより安全だと思いますし、実際選手たち自身がそう訴えているそうなのですが、運営者たちは以前から上記順番を崩さないのだとか。
そしてやっぱりというべきか、今年の大会は車いす選手と女子選手の接触事故が起こってしまったそうです。
(給水所にいた女子選手に後ろからきた車いすの選手が接触)

▼参考ページ:Wheelchair collision forces London Marathon chiefs to ponder improvements

http://www.dailymail.co.uk/sport/othersports/article-2312789/LONDON-MARATHON-2013-Wheelchair-collision-forces-chiefs-ponder-improvements.html

そういう事故があったのは非常に残念でしたが、大会自体は非常に平和に、明るい雰囲気に包まれていました。
霧の街ロンドンに似つかわしくない快晴だったことで、沿道の観戦者達もテンションが非常に高かったです。


渋井陽子選手

渋井陽子選手

ちなみに、日本人ランナーも沢山見かけました。
3位入賞の赤羽選手はもちろんのこと、渋井陽子選手の姿も見られました。
さすがの走りで、シャッターが追いつきませんでした。


そして余談ですが、我が夫は3時間5分という自己新記録を出すことができたそうです。
それだけではなく、BBCが放送した5分程度のロンドンマラソンのダイジェスト映像に映り込んでいたそうです。
我々夫婦は全く知らなかったのですが、彼の友人が教えてくれました。
(前の方にいる、黄色と黒の服を着ているランナーです)
3時間10分以下の選手は来年度の大会にも自動的にエントリーできるそうなので、また来年も観戦することができそうです。
そして来年こそ、無事故の大会になってほしいと思います。

【5月2日追記】
4月末に2014年度の出場抽選受け付けが始まりましたが、残念ながら優先出場は今年度の記録が「3時間5分未満」と条件変更されてしまったそうです。
夫は36秒記録が及ばず、一般抽選の結果待ちとなってしまいました。


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