オランダ

オランダ:ハーレム

倉田 直子(くらた なおこ)

職業…ライター
居住都市…ハーレム(オランダ)

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子育て中の親として、ショッキングなニュースを発見してしまいました。


http://shine.yahoo.com/healthy-living/teen-s-strange-ramen-addiction--165713286.html より

http://shine.yahoo.com/healthy-living/teen-s-strange-ramen-addiction--165713286.html より

上の写真の少女は、イギリス人のジョージ・リードマンさん(Georgi Readman)という18歳の女の子。

彼女は超偏食で、5歳の時から13年間、ほとんどインスタントラーメンしか口にしていないというのです。
曰く、5歳の時に初めてラーメンを口にして以来、すっかりその味にはまってしまい、ほぼ毎食インスタントラーメンを食べているのだとか。
とにかく野菜や果物が大嫌いで、ラーメン以外には時々ポテトや鶏肉を口にする程度なのです。
他人が野菜を食べているのを見るのもイヤだそうで、友人とは食事に出かけないという徹底ぶり。
そのせいで、18歳とい若さにも関わらず、極度の栄養失調で80歳並みに健康にダメージを受けていると専門家に断言されてしまいました。

個人的にこのニュースで一番ショックだったのは、彼女の母親が率先してインスタントラーメンを購入し、買い置きをしているということです。
今でもそれは続いているのだとか。

日本では考えられない状況ですが、イギリスなのでそれもありえるかな、と思ってしまいます。
何故なら、ご存知の通りイギリスは超個人主義の国。
これは記事からではなく別の機会に聞いた話なのですが、子供の偏食・好き嫌いもその子の個性と認め、強制的に矯正したりはしない親もいるそうです。

そしてイギリスは、「医食同源」観念が非常に弱い国でもあります。

以前別の記事でも書いたことがありますが、一日に「食べたほうがよい」と推奨されている野菜や果物の品目が5品のみなんです。

▼参考記事:主婦に優しい?UKの「健康的な食事」
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2012217171730

しかもこの5品も結構なんでもありな大らかさで、りんごジュースのパッケージにも「150ml飲めば、1品目としてカウントできます」と書かれていて笑ってしまいました。



こんなゆるい基準なので、「ラーメンしか食べないことが健康に悪い」という認識も、日本より薄いのかもしれません。

ああ、せめてこの少女が好きになったのがインスタントラーメンではなくお店のラーメンだったらなあ、と詮のないことを考えてしまいます。
店舗のラーメンには、少ないながらも野菜が載っていますからね。


アバディーンの美味しいジャージャー麺

アバディーンの美味しいジャージャー麺

そして子供を育てる親として、「子供の将来の健康」を預かっているんだという認識を新たにしました。
リードマンさんの嗜好が、もう少し健康的になるようにも祈りたいと思います。

参照記事:
http://shine.yahoo.com/healthy-living/teen-s-strange-ramen-addiction--165713286.html

http://www.naturalnews.com/040074_malnourishment_Ramen_noodles_premature_aging.html



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