多方面な日本の魅力を切り取った「Cool Japan展」
2017.10.10 up
先日、日本とかかわりの深いオランダの街「ライデン」について書きました。
参照記事:日本との関わりが深いオランダの「ライデン大学」
http://ima-earth.com/contents/entry.php?id=201782722274
そのライデンに「国立民俗学博物館」という、その名の通りオランダ国立の民族学に関する博物館があるのですが、そこで日本に関する企画展「Cool Japan(クール・ジャパン)」が行われているのです。
始まったのは今年4月。当初は9月17日までの予定だったのですが、好評のため10月29日まで開催期間が延長されたのだとか。 かなり出遅れましたが、筆者もその「Cool Japan展」に行ってきました!
「Cool Japan」というからには、やはり展示内容はアニメや漫画に関する内容のボリュームが大きかったです。それ以外にも「Kawaii」とカテゴリーされるポップな洋服やアクセサリーの展示も。「Kawaii」にも共通するのかもしれませんが、東京の新宿東口や秋葉原の風景を壁画のように大々的に廊下に張り出す演出もたびたび見かけました。キャラクターやアクセサリーをごてごてと飾り立てる「Kawaii」と東京の雑然とした街並みは、どちらも欧州では見かけないもの。そんな混沌(こんとん)とした魅力が、ヨーロッパ人であるオランダの人々の目には新鮮なのかもしれません。
筆者としては、そこに駅の構内放送や街中のパチンコ店などから流れる音の洪水があれば完璧なのに、と残念に思いました。東京を旅したオランダ人が、「常にどこかから電子音が聞こえてくる」ということに驚いたと実際に聞いているので。
そうした現代的な日本以外にも、江戸時代の浮世絵など昔ながらの日本の芸術を展示するコーナーもありました。上の画像は、鳥獣戯画。教科書で学んだ絵の実物を見られて感激です!
それにしても、館内は地元オランダ人で大盛況でした! 筆者が出遅れたせいもあるのかもしれませんが、館内に日本人は全くいませんでした。こんなにオランダの人々が日本関連の企画展に興味を持っていてくれて非常にうれしく思います。しかもそれを半年も実施してくれる国立民俗学博物館の懐の深さにも驚きです。やはりライデンにあるという土地柄もあるのかもしれませんね。ますますオランダと、ライデンという街が好きになりました。
参照サイト:COOL JAPAN(オランダ語)
https://volkenkunde.nl/nl/tentoonstelling-cool-japan
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