「情歌の郷」カンディンへの旅
2011.07.28 up
チベタン地域にはかかせない雪山と湖
四川省ガンゼ・チベット族自治州東部にある康定(カンディン)に行って来ました。カンディンはチベット語でダルツェムド、「3つの山に囲まれた2つの河が交わる場所」という意味です。
成都から何本もバスが出ています。チベット族は「4ー5時間で着く」なんて言いますが、一本道なので渋滞したら10時間以上かかるし、崖崩れでしょっちゅう工事をしていたり、通行止めになったりしています。平均だいたい8時間かかると考えておけば良いんじゃないでしょうか。
カンディンの街。河に沿って街が栄えている
成都から川沿いに山道を進みます。カンディンは綺麗に整備された山の中の小さな都会でした。海抜は2,500M超、人口およそ11万人のうちチベット族は66%です。ラブソング「康定情歌」で有名になったことで「情歌の郷」とよばれています。そのせいかカンディンの若者と話していると、「俺はロマンチックだ」的な自負を感じるところが面白いです。
夜はもちろん「ランマー」。ランマーはガイドブックでは「チベット風クラブ」と訳されていますが、実際はチベットの歌と踊りを見て楽しむ小さな劇場のようなものです。チベット地域各地にあって、成都にもあります。チベット族の伝統文化をちょっと見てみようという気持ちで行くと最高に楽しいです。
カンディンは西に広がるチベタン地域への入り口で、方々から人が集まります。チベタン地域にバスで旅行する機会があれば、きっとカンディンが中継点になるはずです。民族衣装を着たチベット族にも出会えます。
生のヤク肉。味は普通。ビニールみたいな歯ごたえ
経文を彫ったマニ石
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