ダルゲ「西北高原のオアシス」
2011.09.01 up
「西北高原のオアシス」と呼ばれるダルゲ。中国1位に選ばれるくらい美しい湿地が有名です。成都からバスで10時間ほどで四川省アバ・チベット族チャン族自治州、ダルゲ(中国語:若尓蓋・ルオアールガイ、チベット語:ダルゲ)に到着します。
ダルゲのバスターミナルに着くと客引きのタクシー運転手がみんな「花湖、花湖」と声をかけてきます。宿をとってからそのまま直行してみました、花湖。
花湖まではダルゲの草原を突っ切ります。内モンゴルのホロンバイル(呼倫買尓大草原)に次ぐ中国第2の草原だというのだから、広さと美しさはさすがでした。遊牧民のテントが数え切れないくらいたくさん散らばっています。
花湖までは大体30分とちょっと。湖の周りに小さな沼がたくさん集まるきれいな湿原地帯です。ベストシーズンは5~6月で、その時期になると水は五色に染まるといいます。ガイドブックによれば「8月は雨季だから行ってもがっかりするだけ」とありました…。それなりにきれいだったと思うんですけども。
ダルゲの草原では近年、砂漠化や干ばつ化がものすごいスピードで進んでいます。花湖の周りでも以前見たことがある写真よりも水が少なかったり、「ちょっと前までは湿地だったのかな」と思ってしまう干上がった場所があったりして、心配になってしまいました。でももしかしたらシーズンに行けばもっと水があったのかもしれないですね。
花湖周辺にも草原が広がっています
ダルゲのバスターミナル前。メインストリート
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