マチュ、若い男の子を中心に伝統音楽
2011.09.08 up
いたるところにCDショップがある。レンタル屋もあったりする
四川省から甘粛省甘南チベット族自治州のマチュ(中国語:瑪曲、マーチュー チベット語:マチ、マチュ)へ。バスで3時間くらい。海抜が少し高くなったのを感じます。
マチュはチベット語で「黄河」という意味で、チベット地域に伝わる叙事詩の主人公ケサル王の故郷としても知られています。青海・四川・甘粛省が交わる場所にあり、甘南州の牧畜業を支えています。街の中心から車で5分でもう草原です。
マチュといえば、チベット語で「Damnyem」中国語で「竜頭琴」と呼ばれる楽器を弾きながら歌う弾き語り。民族衣装で歌う伝統音楽です。日本でいう民謡のようなものでしょうか。さっきまでダボダボの服を着て歩き回ってた長髪パーマの兄ちゃんでもDamnyemを持って歌いだしたとたんに超素朴で控えめな民謡歌手のオーラになる不思議。伝統音楽、民謡というと若者はぜんぜん興味がないイメージがありましたが、マチュでは歌手も観客も若い男の子が中心なことに驚きました。ものすごく真剣に静かに聞き入っているんです。
そして、この歌手たち、フレンドリーで可愛くて自然でとっても優しい。単調でよく分からないやと思っていたメロディーも、歌手の人柄に触れてから大好きになりました。マチュの歌手達は誇りと郷土愛が強いので街に残る人が多くてしかもステージがメインなのでCDもほとんど出しません。彼らの曲を聴くにはマチュに行くしかないんです。
ということですが、写真は撮れませんでした…。お客さんは現地の人のみという会場でフラッシュをたく勇気。これがいつまでたってもつかないんですよ。毎度毎度の課題なんですけど…なかなか。
普通病院のほかにチベット医学の病院もある
これがチベットの薬。調合して処方する
雑貨屋さん。ここでヨーグルトを買って食べた
街はとても狭いけれど、よく整備されていて、一見都会
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