ドイツの水泳教室はスパルタ式? その2
2016.03.11 up
先生から手足の動き方について簡単な指導を受けた後は、ビート板を使って50メーター・水深2メーターまであるプールでいきなり泳ぎだすのです。勿論プールサイドにつかまって休憩することはできますが、「泳ぐ泳ぐ泳ぐ」をひたすら繰り返します。
最初はビート板ですが、その後は腕につける補助浮き輪(リング)に変え、片腕ずつ3つ付けていたリングを泳ぎの上達と共に徐々に減らしていき、最後は何もつけないで泳ぐようになります。
最初はフォームがきちんとできていなくても何度も泳いでいるうちにフォームは整ってくるようで、息子もいつの間にかきれいなフォームで泳げるようになっていました。
第三に子供のペースに合わせて個々の指導をしてくれることです。
日本の水泳教室に比べると、足の届かない深さのプールでひたすら泳がせるのはスパルタ式といえるかもしれません。でも強制的にやらせることは(少なくとも息子が通った教室では)全くありませんでした。
初級者コースでもレベルは様々。泳げる子はリングもつけずにどんどん泳いでいる一方で、恐がってプールにすら入らない子供もいます。でも決して強制することはせず、子供のやりたいようにさせています。
長所ばかり並べましたが、かなり雑なところもあります。先生がプールに入ることはめったになく、たいていはプールサイドからアドバイスするのみ。泳げなくなった子供は写真のような竿のような棒につかまって足の着くところまで連れてきてもらうというやり方には最初はかなり違和感がありました。
とはいえ、水への恐怖心がなくなった息子はこれからも楽しんで水泳教室に通ってくれそうです。
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