ドイツ

ドイツ:ベルリン

みなり きこ

学生としてベルリンに留学したのがきっかけで、当初はすぐに帰国するつもりでした。でもこの町の何かにとても惹きつけられてしまい、もっと長く住んでいたいと思うようになりました。数年前には国際結婚をし、現在は二人の子供を育てながら翻訳や通訳の仕事をしてます。母親業と仕事で忙しい中、時間を見つけては美術館やカフェめぐりなどを楽しんでます。

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 ロックダウンして以来、毎日の散歩が我が家の日課になっています。

 先週末、いつもよりも遅い時間帯に歩いていたところ、心地良い音楽が聞こえてきました。音が聞こえる方に向かって歩いていくと、演奏の後には盛大な拍手が起こり、再び別の音楽が聞こえてきます。


間隔を開けて群がる人々。

間隔を開けて群がる人々。

 さらに進むと、人が集まっているのが目に入りました。
集まっているとはいえ「最低1.5メーター間隔」を開けなくてはなりませんので、まばらな状態で人が群がっています。

 二曲目が終わり、再び盛大な拍手が起き、やがて路上で聴いていた人達はだんだんと散っていきます。
楽器を持った人たちも挨拶をしてどんどん帰っていきます。

 バイオリンやチェロの弦楽器、フルートやトロンボーンなどの管楽器など、演奏者だけで20人弱くらいはいたようです。


管楽器の演奏。間隔を開けていないですが、この3人は家族で演奏しているのだそうです。

管楽器の演奏。間隔を開けていないですが、この3人は家族で演奏しているのだそうです。

 演奏後、楽器を持っていた人に聞いてみたところ、「この界隈に住む音楽愛好家がやっているストリートオーケストラだよ」で「曲目が弾ける人ならだれでも参加でき、開催時間は毎晩6時」とのこと。

 プロの音楽家は主催している人の他にはごく一部で、大半の人たちは趣味で音楽をやっている人たちだそうです。大人に混ざって楽器を演奏する子ども達の姿もありました。


車の中から合図を出しているのは、主催者の音楽家の方。

車の中から合図を出しているのは、主催者の音楽家の方。

 コロナウイルスで音楽会などができない中、思わぬところでライブ演奏が聴けるのは嬉しいものです。

 家からも割と近いですし、これからは毎晩6時に聴きに来ようと思っています。



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